[不当] 休職直後の人事評価で最低のボーナス査定をもらった

日本中のサラリーマンが歓喜する、年に2回のボーナスデイ!
朝出勤し、いつも通りの何食わぬ顔でパソコンを開きつつも、手は賞与の明細を一目散に確認するように動き、周りバレないよう表情を変えずに金額を確認して一喜一憂した経験、皆さんにもありますよね。
そして金額の次に確認するもう一つの大事なこと。
前期の人事評価、ボーナス査定はどうだったんだろう・・・
会社にもよりますますが、私の場合も5段階くらいで掛けられる係数が決まっていて、ボーナス金額を基に計算すれば自分の前期の評価がどの程度だったのか、簡単に割り出すことができました。
まさか自分が最低の人事評価を食らっているなんて夢にも思わないですよね・・・
そんななか私は食らいました・・・5段階で最低の人事評価・・・
会社によっぽどの損害をもたらさないかぎり食らわないような最低の人事評価がなぜ自分に?
・・・まぁ・・・ぶっちゃけ私には心当たりがありました・・・
私はその時点で長期間の休職をすることを決めてたのです。
最低の人事評価を食らうまでの経緯
最低評価を食らう以前までのボーナス査定はまともでした。
というか、自分が言うのもなんですが、平均よりも評価されている方だったと自負しています。
ただ、会社の都合で2年間とい短期間に3回部署を異動したことがあります。
この部署異動の経緯やそれが出世に及ぼす影響について書いた記事はこちら▼
残念ながら出世や人事評価を一部の「偉いおじさん」が握っている以上、異動が査定にマイナスに影響することは避けられない状況でした。
それでも、最低の人事評価を食らうなどという極端なボーナス査定を受けるなんていくらなんでもありえません。
その感情を一言で表すなら、怒りを通り越して呆れです。
会社に認められた休職が人事評価に及ぼす影響
他人の都合で勝手にあちこち異動させられた上に出世にも悪影響を与えられたらこっちとしてはたまったもんじゃありません。
でもそこで腐っても仕方ありません。
だったらせめて海外人材としてキャリアの幅を自分の力で広げられるような手段を模索しよう!
そう考えた私は、水面下で海外ボランティアへの応募を進めていました。
会社の人事規定にボランティア休職制度が存在していたので、それについて調べ、休日を利用して説明会などに出向き、帰宅後の空き時間を利用して応募書類を作ったりしていました。
そして運よく選考に合格した私は、会社に対してボランティアとして2年間海外で活動するために休職する意思を伝えました。
強調していいますが、あくまでこれは会社の規定で認められた休職です。
人事規則の中で認められた休職、いわば産休や育休などといった理由で休職するのと大差ないという認識だったのですが・・・
しかし、結果的に会社の受け取り方はそうではなかったようです。
休職することが決定した直後のボーナス査定で、最低の人事評価をいただきました
会社を離れる者には「裏切り者」のレッテルが貼られとはよく聞きますが、休職の場合でもそうなのか、そういう会社だったのか、ということにこのとき初めて気づきました。
休職が人事評価に悪影響を及ぼすなんて不当では?
このように心当たりが全くなかったわけではないので、ある程度の低い評価は覚悟していました。
しかしながら実際にこの目で最低のボーナス査定を確認するまでは、ほんの少しだけ、
まさかそんな仕打ちないよね・・・
と、心のどこかで会社に期待していたところもありました。
というのも、休職が正式に決まったのは8月末のことで、9月中は会社を離れる身として「業務引継ぎ」という当然の義務を全うしたからです。
12月のボーナスはその前の期、つまり4月~9月までの働きぶりや実績が査定として反映されます。
休職が正式に決定するまでの働き、休職がや決定した後の引継ぎ、これらについてまで、「最低」と評価されたことは正直な話、残念ではあります。
通常であれば不当なボーナス査定を受けた場合はその翌月に上司との面談で訴えることが可能
なのですが、休職してすぐに海外に行く予定だった私には、そんな面談の機会を得る余裕はありませんでした。
会社もそのことを知っていて、最低評価をつけやすかったのでしょう。
別に、評価してもらえなかったことや貰えるはずのボーナス金額が減ってしまったことが残念なのではありません。
自分が汗水流して働いてきた会社がこんなにもケツの穴の小さい組織だったという事実が、とにかく残念でした。
最低の人事評価がもたらした気楽な休職ライフ
さて、残念な会社ではありましたが、一方ではある意味、この休職直後の最低評価の恩恵を授かったということもできます。
というのも、これにより私は「休職が終わったら元の会社に戻らなければならない」というプレッシャーから開放されたからです。
最低の人事評価とはいわば、「お前なんかこの会社に必要ない」というメッセージです。(少なくとも私はそのように受け取りました)
もし、これまでお世話になった会社から「どうしても戻って欲しい」と懇願されたら、仮にメリットが少なかったとしても、恩や義理といった非合理的な判断基準で戻るかどうかを迷っていたかもしれません。
ところが、「お前なんかこの会社に必要ない」というメッセージを受け取ることでその必要が一切なくなりました。
おかげでとっても気楽な休職ライフを過ごすことができました!
復職するかどうかはその会社の将来性、自身のキャリアと会社で得られる経験の一致、人間関係の良し悪し、といってことであくまで合理的に判断します!
もちろん、休職前にいただいた最低の人事評価も重要な判断材料として考慮させてもらうことはいうまでもありません。
長期休職者への最低人事評価に対して会社に物申す
だからいいんです、別に。
長期休職期間中は会社の業務に一切携わることができません。
それを、「裏切り者」として評価を下げたくなる気持ちも理解できないわけではありません。
ただひとつ、どうしても物申したいことがあります。
そんな会社がダイバーシティ経営とかほざいてんじゃねぇ(笑)!!
こんな会社のホームページで社長が笑顔で、

もう、コントにしか見えません。
長期休職をして海外ボランティアを経験してくるなんて、そんなダイバーシティに富んだ社員の背中を押すどころか最低の人事評価を食らわせて足を引っ張るような会社はダイバーシティとかいっちゃいけないと思います。
もちろんそんなコントに付き合ってやるほど暇ではないので、休職期間が終わると同時に退職の意向を伝えました。
退職代行サービスを利用したので、一度も出社していません。
会社のことは恨んではいないし、寧ろ、感謝しています。
ただ、転職活動を通じて内定をいただいた会社はどこも、前職と比べて給料も職位もアップするので、合理的に考えて転職しない理由が見つかりませんでした。
そんなこんなでバイバイ、最初の会社!
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