会社で見たリアルなセクハラの実態と転職という解決策

2019-01-17

会社で見たリアルなセクハラの実態と転職という解決策

一時期、テレビやネットのニュースで話題になったMe Too運動

ハリウッド女優が映画プロデューサーから受けたセクハラ被害をSNS上で訴えたのをきっかけに、同じような被害を受けた女性達がセクハラを告発する運動が世間をにぎわせました。

この運動については賛否両論ありますが、「もう黙っている必要などない」というメッセージは少なからず社会を良い方向に導いてくれる力があったように思います。

 

一方でちょっとした疑問もあります。

それは、Me Too運動で声を上げた女性たちは芸能界や広告業界といった、いわゆる華やかな業界の人たちで、その特殊な世界の事情が我々ではちょっと想像がつきにくい、というものです。

私自身、サラリーマンをしていて会社でリアルなセクハラの実態を目の当たりにしたことがあります。

ただそれらが、Me Too運動に出てくるような派手なものとは少し異なるかもしれません。

この記事ではセクハラを野放しにしている会社への警告もこめて、私が見たリアルなセクハラの実態について書こうと思います。

また、その解決策として転職の道があることを多くの人に知って欲しいと思います。

 

セクハラの実態① 書類整理は女性の仕事?

セクハラの実態① 書類整理は女性の仕事?

見積書、請求書、輸送時の伝票、出張や接待の費用を精算するための各種領収書・・・

会社には膨大な量の書類があり、誰かがそれをしっかりファイリングし、管理しないと収拾がつかなくなってしまいます。

多くの場合、それらの事務作業は派遣で雇った人が担っていますが、部署によってはそのような事務作業を正社員に担当させているところも少なくありません。

 

私の会社ではそうした事務作業を担当する正社員というのが決まって女性でした。

 

どうやら年配の男性の中には、

 

男A

上司

事務作業は女性がやるものだ

 

という時代錯誤な認識を持っている人が少なくないようです。

あるとき、若手の女性社員が上司に怒りを向けて抗議していました。

 

ビジネスウーマン

女性社員

なんでこのような事務作業を私に頼むのですか?どうして私より若い男性の社員には頼まないのですか?

 

彼女の抗議はごもっともです。

彼女は若手に事務作業を依頼する上司の気持ちは理解できるが、自分より若い男性社員がいるにもかかわらずそちらではなく自分に事務作業の依頼が回ってくることが理解できず、抗議していました。

そんな抗議に対して上司の回答は、

 

男A

上司

別に差別じゃない!女性の方が細かい書類整理が得意だからだよ!

 

なんて言い訳していました。

その事務作業の出来具合が査定や評価につながるのなら別ですが、営業部に所属する彼女の仕事ぶりを評価するのは受注・売上の実績でしかないというのに・・・

無意識のうちに決め込んでいる、

「事務作業は女性がやるもの」

という男性目線の偏った感覚をもった上司が、その権力を使って女性社員にばかりそのような仕事を押し付ける行為は立派なセクハラです。

 

セクハラの実態② 会社の広報には華が必要?

セクハラの実態② 会社の広報には華が必要?

男性社会の電機メーカーでは、女性に人気の配属先といえばやっぱりスタッフ系職種(人事、総務、経理など)です。

女性にとっても、「営業の仕事はキツそうだからやりたくない」という人が多くいるので、この傾向自体はある種の需要と供給が一致していて良いのかもしれません。

ただ中には

 

ビジネスウーマン

女性社員

絶対に営業をやりたい!やらせてください!

 

と強い希望を持って入社してくる女性だっています。

私の知っているその女性は、営業としてのキャリア形成を強く望んで入社し、採用の場でも研修の場でも人事に対してその熱意をアピールして、製品のことも必死に学んでいました。

そんな彼女は結局、広報に配属され、定期的に流れる社内ビデオニュースのアナウンサーとして、カメラの前で原稿を読んでいました。

確かに彼女の見た目は、控えめいっても華のある、目鼻立ちの整ったキレイな方で、おじさんウケもよかったでしょう。

広報にはある種の「華」が必要であることもわかります。

だからといって営業を希望して入社してきた女性社員にアナウンサーのような仕事を押し付けるのはセクハラではないか?

そこには非常に男性的な思惑を感じざるを得ません。

せっかくメーカーに入社したのにカメラの前で原稿を読むような仕事をさせられた彼女は、

 

ビジネスウーマン

女性社員

自分の性別や見た目が理由でこのような仕事が回ってくるんだ・・・

 

と、悔しがっていました。

それはたまたまだったのかもしれない?

いえ、私の知るかぎりそのビデオニュースのアナウンサーを男性社員が務めたことはありません。

 

セクハラの実態③ 男性社員のリアルな苦しみ

セクハラの実態③ 男性社員のリアルな苦しみ

会社のセクハラとは常に女性社員が被害にあうものか、といえばそうではありません。

といっても、少なくとも私の知っているケースでは、男性社員が女性の上司から性的な嫌がらせを受けたり執拗な誘いを受けたり、といったことは聞いたことがありません。

 

ただ単純に男性社員としても同期や年齢の近い女性社員がセクハラを受けているのを目の当たりにするのは不快です

 

この間の飲み会で新入社員の女の子がセクハラを受けたらしい・・・

またあの人が派遣のコに手を出したらしい・・・

こないだ〇〇さんからしつこく誘われて怖かった・・・

そのような噂や女性からの相談を耳にするたびに、具体的な対処もできないことに無力感を覚えます。

そしていつしか、そのような不快な事実に対してミュート状態になっていきます。

そんなふがいない自分に対する不満こそが男性社員のあうセクハラ被害の実態です。

女性が被る直接的な被害よりはるかに軽微ではありますが、これが蓄積していくと相当なストレスになっていきます。

時には飲み会の場で、実際に目の前でセクハラを受けている女性を目の当たりにしながら、何もアクションを起こせないことだってあります。

そんな飲み会の後の帰り道は悔しくて仕方なくなります。

 

会社のセクハラから逃れる手段は転職が効果的

会社のセクハラから逃れる手段は転職が効果

最後に一つ、朗報があります。

この記事で例として取り上げた私の知り合いの女性たち、

みんな転職して次の会社でセクハラとは無縁の働き方をしています!

ありがたいことに、今は以前ほど転職のハードルが高くなく、終身雇用が幻想であることに多くの人が気づいています。

また、出世や昇進に意欲的な女性は転職市場で非常に重宝されるので、何も困ることはありません。

私の友人も、転職活動をスタートしてからあっという間に決まってしまいました。

こんな時代にこのようなセクハラがはびこる会社には1日でも留まる理由はありません。

 

男A

上司

セクハラというつもりはなかった・・・

 

今どきそんな言い訳、誰も聞く耳持たずに会社を去っていきます。

簡単に人材が流出してしまうというところまで含めて今のリアルなセクハラの実態なのです

若手社員の離職率上昇を憂いている人事のみなさんは何をすべきか、しっかり考えたほうがよいでしょう。

働き方

Posted by Ocho-wrl